孫子について


そんしといっても、独房の中でメロンパンかじっているデブの事ではない。


孫子【そん・し】

古代中国の天才兵法家。「孫子の兵法書」で有名。孫武の説と孫ピンの説あり。後の諸葛孔明や武田信玄、遠くナポレオンなどにも影響を残したといわれる。

有名なエピソードを紹介する。

時は春秋戦国時代。中国は群雄割拠し多くの独立国が争った時代。どの国も中国全体の覇権を目指していた。

あるとき、二国間において戦争が勃発した(国名を忘れたのでA国B国とさせていただく)。A国はじりじりと後退し、首都を包囲されるにいたった。黄河河口に位置する斉の国はA国と同盟関係にあり、救援に行かなければ行けない状況に追い込まれる。その時、斉の国に軍師であった孫ピンは君主を諌める。まともに救援に行っては、斉軍も多大な被害を覚悟しなければならない、と。そこで彼が提案したのが、手薄なB国の首都を急襲するという戦法。手薄なB国首都は、簡単に斉軍によって包囲され、B国軍はA国首都の囲みを解き、自国に戻った。その際既に斉軍は立ち去っていた。。。

彼のポリシー「己を知り彼を知らざれば、百戦五十勝す。彼を知り、己を知らざれば、百戦五十勝す。己を知り、彼を知れば、百戦危ふからず」は、私のStrategy Formulationの基礎にもなっている考えだ。

アメリカでも、多くのビジネスマンが彼の著書を手にしている。アメリカでは、孫子の兵法書は、「Art of War」のタイトルで出版されている。


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